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ポップ広告の効果 [出版]

平積み、面陳、棚指しと本の置かれるスタイルを一通り経験し、そこで登場したのが、このポップ広告。書店に行ってみると至る所に目がつく。スーパーや百貨店など、書店も同じで目立せる為の方法。私が全く知らない間に、こんなポップが付いていた。「作家」となっている。私が詩を再び書き始めたのは文芸社の担当者が言った一言。「今は書いていないのですか?」これをきっかけに私は激流の如く書き始めた。作家、或いは詩人と私は時に区別はしていない。もの書きは纏めて「著述家」としている。さて、たまった作品500篇を超えるがどうしたものか・・・。


献本作業 [出版]

私は2週間に一度のペースで精神科に通院している。それをもう3年続けているが、それまでに3回病院を変えている。一度目は悪い医者に当たってしまいひどい目にあってしまった。そして大学病院に変更してみたが、余りにも待ち時間がながく行く度に医者が変わり同じ事を何回も話さなければならず疲れた。そして3回目にしてやっと良い先生に巡り会えたのである。この先生に出会えた事が詩集出版に繋がった一つの要因でもあった。だから私は先生にも献本した。本を出版すると献本作業がある。当然出版社がある程度マスコミ系には献本するが私は今までお世話になった先生や知人にも献本した。その数は約50人に及んだ。作家の小川国夫にももちろん献本したが事前に電話を入れ、本人とは話せなかったが奥さんが私の事をよく覚えており、話が弾んだ。他に有名な人では心臓外科医では世界で5本の指に入ると言われる須磨久善先生、NHKのアーカイブにも出ている有名な心臓外科医。お礼の葉書が届いた時には感激した。献本用のケースは文芸社が無料でくれた。独立法人国立特殊教育研究所にも所蔵されている。自分が在籍した学校にも献本した。学校の先生達からは高く評価されていてとても嬉しい。写真は病院に展示されている著書。


初めての印税 [出版]

今年の7月に初めて印税が入った。印税率は出版社によって異なるが、文芸社は低い。初版の印税率は僅か2%。某出版社は初版に関しては支払われないというからまだ増しかも知れない。私の本は1,200円だから1冊売れても24円にしかならない。雀の涙にもならないだろう。取りあえずその内僅かだが私の所属する団体「全国心臓病の子どもを守る会」に寄付した。大変喜んでくれたので、非常に嬉しかった。印税は重刷を重ねる事に増えて行く。詩人は職業としては成り立たない。肩書きは詩人でも別の職業を兼ねながら生活をしている人が殆どである。


平積み [出版]

本を出版すると様々な反応がある。本は書店に置かれ平積みされる事がベストであり多くの出版経験を持つ人の最高の夢ではないだろうか。しかしここまでたどり着くには容易ではない。まず出版社選びからスタートしなくてはならない。その前に立ちはだかるのがジャンルという問題。詩集の場合を考えてみると不幸としかいいようがないのである。日本は仏教の国であるから詩に対しての評価が低い、と言うか歴史がない。欧州から入ってきたものだけに人はあまり詩を読まない。一時期ブームになった事はある学生運動が活発だった頃の話。それでも大したブームではなかった。書店が一番嫌う本が詩集だ。それは売れないからである。書店は本を売って成り立つから売れそうな本しか置かない。詩集はあるが片隅の目立たない所にポツンと設けてある。書店のレベルを考えた時如何に大型書店と言えども詩集の置いてない書店は二流と言えるだろう。

きっかけはなんとうつ病だった [出版]

 
詩集 天国の地図2005年3月文芸社より出版された詩集であるが、きっかけがうつ病だったとは皮肉なものである。もし私がこの厄介な心の病を患っていなければ、全国デビューなどあり得なかっただろう。私の抱える病は鬱に留まらず、その原点は心臓病にあると言える。この詩集に収められている61篇の作品は私が20歳から28歳までに書きとめて置いたものである。この表紙のイラストは私の家内が描いたもの。内容が余りに重く、暗いのでせめて表紙くらいは明るくしようと思ったらしい。編集者がそれを聞いて苦笑していた。もちろん家内はプロのイラストレーター。

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