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平積み [出版]

本を出版すると様々な反応がある。本は書店に置かれ平積みされる事がベストであり多くの出版経験を持つ人の最高の夢ではないだろうか。しかしここまでたどり着くには容易ではない。まず出版社選びからスタートしなくてはならない。その前に立ちはだかるのがジャンルという問題。詩集の場合を考えてみると不幸としかいいようがないのである。日本は仏教の国であるから詩に対しての評価が低い、と言うか歴史がない。欧州から入ってきたものだけに人はあまり詩を読まない。一時期ブームになった事はある学生運動が活発だった頃の話。それでも大したブームではなかった。書店が一番嫌う本が詩集だ。それは売れないからである。書店は本を売って成り立つから売れそうな本しか置かない。詩集はあるが片隅の目立たない所にポツンと設けてある。書店のレベルを考えた時如何に大型書店と言えども詩集の置いてない書店は二流と言えるだろう。
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