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鬱が病気?ハァ?勝手に病気にするんじゃない [心の病]

幻冬舎に原稿を届けた帰り道、こんな看板を見つけた。「うつ病ってどんな病気?」うつを病気だと思っている人手を挙げて、と言ったらおそらく99.9%が手を上げるだろう。鬱に関する書籍は大量に出版され、マスコミも至る所で取り上げる「現代の心の病」らしい。一体誰が病気と決め付けたのであろうか?私は「うつ歴28年」であるが、鬱になって、初めて見えた世界が幾つもあり、新しい自分を発見する事が出来た。うつ病は必ず治る、良くなる、こんな決まり文句にうんざりしている。はっきり言う、鬱は治らない。何故なら「病気」ではないからだ。鬱=一つの宇宙(精神世界)である。鬱を受け入れてこそバランスが保たれるのである。脳内伝達物質?ドーパミン?そんなものどうでも良い。病気だと思うからいけない。もう一人の自分だと思え。角度を変えよ。視野を広げること。それが出来ないからうつ病なんだとバッシングされそうだが、余りにも鬱を悪者扱いする世間が嫌になった。一人くらいこんな事を言う人間がいてもいいだろう。鬱でもっとも気をつけなくてはいけない事、自殺衝動。鬱の始まりと終わりの時期、行動力がある時に、発作的に走ってしまう。鬱を受け入れ上手に付き合えばこんな頼もしい友人はいない。


病院、医者(メンタルヘルスクリニック)の選択は慎重に [心の病]

2週間に一度のペースで通院を続けているメンヘルがこの画像。グレーの小さな殆ど目立たない一角にあるビルの3F。電話帳、ネット等を介して『うつ病』に関する情報は今や氾濫状態にある。それに伴いメンタルヘルスクリニックもかなり増えて来たとも言える。これは良い傾向にあるとも思われるが、実は心の病ほど医者選びが大変なものはない。一つ間違えると症状を悪化させてしまう恐れがある。私は最初に掛かった心療内科で酷い目にあった。初めてメンヘルの門を叩くと室内は他の医院、歯科、内科等と何も変わらないのである。ここが心に病を抱えた人が来る所かと疑問をもつほど明るく、清潔、インテリアも見事に施されている。だが、問題は診察の内容である。初診の場合は30分ほどかけてくれる医者をお薦めする。私はこの心療内科でたった5分であった。数種類の薬を与えられ2週間後再院。2分の診察、薬変更・・・。これの繰り返しで結果私は薬の副作用で62キロの体重が半年で70キロに増えてしまった。心臓に負担がかかり非常に苦しい。家内に医者を変えるように言われ某大学病院へ。2時間待ちの3分診療、薬も変わる。2週間後に行くと今度は医者が変更。私は同じ内容の話を何度も話すはめになった。2時間も待たされ、2分で終了?ここは本気で病人を治す気があるのかと怒りが込み上げてきた。そして、家内が得た情報は地域の保健所に行き、評判のよい病院を聞く事だった。たまたま家内の友人が保健婦だったため、教えてくれた所が現在通院している小さな医院。その先生曰く「精神科」にはなかなか掛かりにくいもの、ですから横文字にしてメンタルヘルスとしているんです。宣伝広告もしません。街の片隅で目立たないようにひっそりとやっているそれが「精神科」なんです。この先生には儲け主義がなくひたすら患者の身になり納得の出来るまで相手をしてくれる。私は良い先生に巡り会えたと思っている。詩集が出せたのもこの先生に会えた事も影響しているだろう。うつ病の薬は様々な物が開発され豊富だが、誰にどの薬が効くかは飲んでみなければ分からない。最低でも2週間は服用を続けること。いまだに精神科へ掛かることに抵抗を感じている日本人は非常に多いが欧米では如何に自分が優れた精神科にかかっているかが一つのステータスになっている。もっと積極的に病院へ行くべきだと私は思う。


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